DSSF3 RA(リアルタイムアナライザ) を使用する為の準備

DSSF3がインストールされているパソコンは[TOSHIBA Dynabook satellite B551/C],ノートPCです。

OSはWindows10(64bit版)です。

パソコンのオーディオ構成を確認する

アナログ入出力

「オーディオ入力」および「オーディオ出力」のコネクタは、3.5Φのミニジャックで、入力(マイク)は1系統、出力(スピーカー)は2系統(ステレオ)です。

構成

  • 入力デバイスとして、録音(マイク)①があります。
  • 出力デバイスとして、再生(スピーカ)②があります。
    また、アナログ入力を直接再生する為にマイク③があります。
  • 入力アプリケーションとしてマイク④があります。
  • DSSF3アプリケーションとしてシグナルジェネレータ⑤があります。

それぞれに音量調整やミュートの機能があります。

DSSF3のシグナルジェネレータのテスト信号を「オーディオ出力」から出力し、被測定系を通して「オーディオ入力」から入力してDSSF3のRAで測定した場合、出力デバイスのマイク③および入力アプリケーションマイク④により測定系がループされた場合正しい測定結果が得られないことが懸念されます。よって、③、④はミュート状態として運用します。

設定

  • 「サウンド >> 再生 >> スピーカ」から「プロパティ」をクリックします。

    「スピーカのプロパティ >> レベル」から、マイクをミュート状態に設定します。「OK」をクリックします。
  • 「サウンド >> 録音 >> マイク」から「プロパティ」をクリックします。

    「マイクのプロパティ >> 聴く」から、”このデバイスを聴く”のチェックを外します。「OK」をクリックします。

「オーディオ入力」のグランド(0V)処理

DSSF3のRAを起動して測定を行う場合、「オーディオ入力」のグランド(0V)と「オーディオ出力」のグランド(0V)の接続する必要があります。(正しくは「オーディオ入力」のグランド(0V)をパソコンの0Vに接続する)

使用するパソコンによると思いますが、この処理をしないとFFTやオシロスコープを開始すると下記エラーメッセージが表示されます。

また、「周波数特性」や「ひずみ率」を開始すると下記エラーメッセージが表示されます。

電気信号出力のレベルを確認する

RA(リアルタイムアナライザ)から、シグナルジェネレータを起動します。

正弦波1kHz、最大レベルを出力し、実際のオーディオ出力レベルを確認します。

最大出力レベルは、1.04Vであることが確認できます。

1.04Vの範囲内で、基準信号レベルとして「デジタル振幅」を調整して0dBm(0.775V)を設定します。

シグナルジェネレータの「デジタル振幅」は72となります。(このレベルを基準出力とします)

オシロスコープ校正用基準信号として「デジタル振幅」を調整して1Vを設定します。

シグナルジェネレータの「デジタル振幅」は95となります。

電気信号入力のレベルを確認する

パソコンのオーディオ出力と入力を直結して測定します。

(接続ケーブルは、3.5Φミニプラグコネクタです。)

RA(リアルタイムアナライザ)を起動します。

シグナルジェネレータを起動し、正弦波の基準レベル(0dBmに相当する電圧0.775V)を出力します。

オシロスコープを起動し、波形を観測しながら、「マイクのプロパティ >> レベル」からマイクレベルを調整して波形歪がないように調整します。

(ここでは、マイクレベルを50とします。)

FFTアナライザを起動し、「開始」をクリック、続いて「校正」をクリックします。

「編集」をクリックします。

感度調整の入力調整と必要な設定情報を入力します。

感度調整は、0dBmの電圧(0.775V)を何dBとするかを設定します。ここでは100dBにします。

「新規保存」をクリックします。

「OK」をクリックします。

0dBmの電圧(0.775V)が音圧レベル100dBとして表示されていることを確認します。

オシロスコープを校正する

シグナルジェネレータを起動し、正弦波の1Vを出力します。(「デジタル振幅」を95とします。)

オシロスコープを起動し、「校正」をクリックします。

”現入力値”= 1、”単位”= V、”実効値”を選択して「OK」をクリックします。

実効値1V(ピーク値1.41V)に校正されたことを確認します。

音響(マイク)入力のレベルを確認する

マイクからの入力信号レベルを確認します。

①:DSSF3がインストールされたパソコンです。オーディオ出力を増幅器の入力に接続します。

②:スピーカを駆動する増幅器(アンプ)です。シグナルジェネレーターの信号を増幅します。

③:スピーカーです。音圧80dB以上のものを使用します。

④:レベル確認(校正)するマイクです。behringerの「ECM8000」です。
マイクの出力は、ファンタム電源を経由してパソコンのオーディオ入力に接続します。

⑤:ECM8000用のファンタム電源です。ECM8000にDC48Vを供給します。

⑥:音圧を確認する為のSOUND LEVEL METERで、「MS6708S」です。

パソコン①のDSSF3からRA(リアルタイムアナライザ)を起動します。

RAからシグナルジェネレータを起動し、1kHz をオーディオ出力端子に出力します。

出力レベルは、信号が歪まない範囲であれば適当でかまいません。

増幅器②を調整してスピーカからの音圧を決定します。

ここでは、スピーカから約1mの距離で、80dBSPL(A)としました。測定は、SOUND LEVEL METER(MS6708S)で行います。

SOUND LEVEL METER(MS6708S)の測定点に、レベル確認(校正)するマイク(ECM8000)④を設置します。

これで、ECM8000には80dBの音圧が入力されたことになります。

パソコン①のRAからFFTアナライザを起動し、「開始」をクリック、続いて「校正」をクリックします。

「編集」をクリックします。

感度調整の入力調整と必要な設定情報を入力します。

感度調整は、80dB(SPL)の音圧を何dBとするかを設定します。ここでは80dBにします。

さらに、マイク周波数特性を設定します。

設定方法は、特性図を確認しながら、「周波数値を入力 –>レベルを入力–>設定ボタンをクリック」を繰り返します。

設定が完了したら、「新規保存」をクリックします。

「OK」をクリックします。

80dBの音圧が音圧レベル80dBとして表示されていることを確認します。

*マイクの周波数特性は、マイクロホンに添付されている特性図からデータをピックアップして入力しています。

簡単な測定を行ってみる

パソコンのオーディオ出力と入力を直結して測定します。

接続ケーブルは、3.5Φミニプラグコネクタです。

DSSF3のRA(リアルタイムアナライザ)を起動します。

周波数特性

「周波数特性」をクリックします。
周波数特性ウィンドウが開くので、「開始」をクリックします。(図は”周波数スイープ”の実行の様子です。)

歪率測定

「歪率測定」をクリックします。
歪率測定ウィンドウが開くので、「開始」をクリックします。(図は”レベルスイープ”の実行の様子です。)

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